必殺仕事人でサバを〆てみました。
本当は鯛で実験する予定でしたが、サバでの実験となりました。
魚のある一点を針でブスッとやるとパクパクしながら結構な時間生きています。なぜこのような事をするかというと死後硬直を遅らせ魚の鮮度を保つ実験をしているからです。
実験方法【計画】はこんな感じです。
◆ブスッとやって大人しくさせる。
◆10℃ぐらいの低温で生かしておく。
◆帰宅後の硬直度、身の状態を捌いてチェックする。
【実験の経過】さて結果ですが第一段階のパクパク状態にはなりました。しかしその後の10℃を氷だけでキープするってのはかなり困難で冷えすぎちゃいました。ビックリしたのはかなり低温でも4時間ぐらいは生きていましたね。サバだからか生きているからなのかクーラーの中で排泄物をかなり出してしまいました(泣)冬でクーラーを使用しないならもっと長い間生きていると思われます。
【硬直具合】マサバ、ゴマ4固体中のマサバはかなり良い状態ですがゴマ1個体は硬直しちゃってました。こないだもそうだがゴマは硬直が著しい。
【解体結果】血抜きをしていないのですごい出血、最近エラ切り〆をしていたのでほとんど無血状態だったのでビックリしました。血は凝固していませんでした。残念ながらゴマ1個体は若干の身割れを起こしていました。原因はなんだったのかなぁ?
【加工】味醂干しにしましたが、普通ならタレに漬けると身が締まるんだが不思議な事に1日漬けても身が柔らかいままです。しかし血抜き処理をしていない分、脊髄部分から血合部分を通じて若干抜けきれない血痕が残ります。
【検証】最終的に食ってみないと分かりませんって感じなんですが、サバの場合生き腐れって言葉もあるぐらいですから、生きていても腐敗が進行する可能性もあるのかも。サバは血の処理が面倒なのでエラ切り処理の方が楽だなぁ。鯛は結構イケるんではないでしょうか?
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